Lumos MEA プレート
LUMOS MEA (Microelectrode array)プレートは、光刺激装置LUMOS に対応したMEAプレートです。
24、48、96 wellフォーマットの3種類からの選択が可能です(下段表参照)。特別仕様の蓋とwell 壁面は、 培養細胞への光焦点、well 間のクロストークの抑制 を考慮して設計されています。透明な底面は細胞の 観察が可能。蛍光、発光アッセイなどとの併用にも適しています。
Key Features
-
ハイスループットフォーマットでの光刺激 – LUMOS 光刺激装置の使用で、ハイスループットフォーマットでの光刺激が可能です。
-
光刺激への最適化 – 特別仕様の蓋とwell 壁面は、プレート上の培養細胞への光焦点、well 間のクロストーク抑制を考慮して設計されています。
-
他アッセイとの併用 ー 透明な底面は細胞の観察が可能。蛍光、発光など他アッセイとの併用も可能です。
Lumos MEA細胞への光焦点を考慮した蓋を特徴とする、光刺激装置 LUMOS 対応のMEAプレート
|
||||||||||
プレート名 | 品番 | Well 数 |
電極材質 |
|
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Lumos MEA 24 | M384-tMEA-24OPT |
|
PEDOT |
|
|
|
|
|
|
|
Lumos MEA 48 | M768-tMEA-48OPT |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Lumos MEA 96 | M768-tMEA-96OPT |
|
PEDOT |
|
|
|
|
|
*well内電極模式図。ブルーは測定電極、オレンジは参照電極を示す。24 wellプレートは広面積の大容量刺激用電極を装着(ブルー) 。
Overview
細胞可視
透明な底面は、MEA プレート上の細胞の観察が可能です。電極部分への細胞播種や細胞の培養状況の確認、顕微鏡観察による MEA データとの参照などが可能です。蛍光及び発光アッセイとの組み合わせにも適しています。
オプトジェネティクスによる拍動、バースティングのコントロール
遺伝子操作による光感受性興奮性イオンチャネルを発現させた細胞(例: チャネルロドプシン、ChR2) にて、心筋細胞拍動、神経細胞バースティングな どのコントロールが可能です。
(A) アーキロドプシンT (Arch T)を発現させた神経細胞に緑色光刺激を照射し、神経活動を抑制させた事例。
(B) チャネルロドプシン(ChR 2) を発現させた神経細胞に青色光刺激を照射し、神経活動を活性化させた事例。
心筋細胞の拍動再分極は、本質的に拍動頻度に伴い変化します。一方で、それぞれの薬物に対する反応は極めて敏感です。オプトジェネティク ス刺激による拍動頻度のコントロールは、拍動頻度に依存する再分極の変化を除去し、より正確な再分極検出を可能にします。
(C、D) Pluricyte® 心筋細胞にペーシングを印加し、ペースレートを段階的に上昇させた(Chirp アッセイ)。C下段表は 1~3Hz のペーシング下において、各拍動レート毎に得られた Field Potential Duration (FPD) を示す。Dは各拍動レート下で得られた波形を示す。
(E) 臨床で用いられる典型的な補正式 (Fridericia、Bazzett)によるFPD-拍動間隔の相関(グレー)と LUMOS 光刺激装置を用いた光刺激による相関(オレンジ)を示す。光刺激により、補正式よりも正確な相関が示された。